一般的な映像制作の流れを解説!完成までどれくらいかかる?

映像制作を初めて依頼する方は、まずは映像制作自体の流れを知っておいた方がスムーズに制作が進みます。

この記事では、映像制作初心者に向けて映像制作の一般的な流れとかかる時間を説明したいと思います!

1.初回ヒアリング

かかる時間:1~2週間

まず何より最初に、クライアント含め関係者で初回ヒアリングを行います。

  • どういった映像を
  • 誰に向けて(どこで流すか)
  • どれくらいの予算で
  • いつの公開に向けて

などを決定します。ここできちんとヒアリングができていないと、これ以降の工程で無駄が出てしまうので、参考映像などをいくつか用意して依頼側と制作側のイメージを確実にすり合わせる必要があります。

2.企画書提出

かかる時間:1週間ほど

ヒアリングを元に、映像制作側が企画書を提出します。どういった内容の映像で、モデルがどれくらい必要か、撮影場所はどこかなど、映像の構成がわかる資料を何パターンか立案して作り、依頼側が最もイメージに近い映像や作りたい映像を選択します。

この段階ではまだ映像の詳細なカット割やイメージは掴みにくくなっています。

3.絵コンテ提出

かかる時間:1~2週間

提出した企画書を元に意見の交換を行い、映像企画の方向性が決まると次は絵コンテの制作に入ります。

絵コンテとは、映像作品の詳細なカット割とセリフなどが映像の流れに沿って描かれている資料です。

ただ、ここで注意しなければいけないのは、絵コンテは映像制作に慣れている人が見ると映像のイメージがつくのですが、慣れていない人が見ても実際の映像をイメージできないケースが多いです。

その為、この段階でロケハンや仮撮影を行っておき、実際の完成イメージに近い映像を作ってしまうこともあります。

4.撮影準備(ロケハン等)

かかる時間:1~3週間

絵コンテの内容が決まると、撮影準備に入ります。この段階で結構時間を食うのが、「モデルの手配」です。モデル手配が無いと撮影準備自体はスムーズにいくのですが、依頼側がイメージに合うモデルが見つかるまで、1ヶ月とかかかるケースもありました。

ロケハンは、実際に撮影する現場やカットをあらかじめ足を運んで見ておきます。映像制作側がロケハンで確認することは、また記事にしたいと思います。

5.撮影

かかる時間:1~10日間

撮影準備が整うと、いざ撮影です!

撮影自体は1日で終わるパターンもあれば、合計で7日間かかったりなど、映像の企画次第にはなりますが、一般的な企業のイメージ映像ですと、長くても2日間が体感的に必要な撮影期間です。

6.オフライン編集(仮編集)

かかる時間:1週間程度

撮影が無事終わると、まずは映像を繋げて全体のイメージがあっているか確認する仮編集を依頼側に提出します。

この工程が無く一気に最後まで映像を編集してしまうパターンもありますが、慎重に進めるのであればオフライン編集は必要になります。

7.オンライン編集(本編集)

かかる時間:2~3週間

オフライン編集で内容が問題なければ、本格的な本編集に入ります。

映像の尺を細かく調整したり、カラーグレーディングを行ったり、テロップやアニメーションを追加したり、音楽やナレーションを入れたりと、映像作品一つ一つでやることは多岐にわたります。

また、依頼者側への確認も随時行います。例えばテロップのフォントや内容を決めるために一旦編集は終わらせてテロップは仮の状態で出したりなど、数回のやりとりを経て完成形に至ります。

8.納品!

映像が完成し、内容が問題なければ無事納品です!

その後は映像の書き出し形式を掲載先に合わせて変えたりと、微妙な調整が必要になるかもしれませんが、大凡このステップで映像制作は進んでいきます。

映像一本作るのにかかる合計時間は?

それでは最後に、映像を一本作るのにかかる合計時間を映像制作の流れに沿って計算してみようと思います!

最短:7週間(2ヶ月程)

最長:14週間(3ヶ月半程)

はい、実際には映像制作で一本の映像をしっかりと作っていくにはこれくらいの期間が必要になるんですね。

と言ってもケースバイケース。一つとして同じ映像制作の現場は無いので、1ヶ月かからず納品まで進む映像制作もあれば、一年経っても完成しない映像もあります。

まとめ

いかがだったでしょうか!映像制作初心者のために、映像制作の流れとかかる時間をわかりやすく解説してみました。

この映像制作の流れを参考に、良い映像を作れたらいいですね!