今まで新卒向けの採用映像・動画を制作したことのある企業は多いかと思います。僕自身も今までいくつも「採用向け」の動画・映像を作ってきたのですが、なかには「これは公開できません…」と失敗してしまったケースも存在します。
この記事では新卒映像・動画制作を検討している方に向けて失敗したケースを紹介して、同じ道を辿らないようにして欲しいと思います!
ケース①:映像制作が初めてだった
採用動画・映像以前に、企業として映像制作をするのが初めてだったので、社内の体制が全くできていませんでした。
それは僕たちも理解して進めていたのですが、クライアント側の社内の映像チェック体制が整っておらず、「誰が最終的にOKを出すのか」の責任のなすりつけ合いになってしまい、採用動画・映像は未だに修正を繰り返しています。
採用映像・動画の質に対しては納得がいっているのですが、それを「公開する」という事に対しての責任の所在が社内に無く、様々な意見が出てしまっていたのです。
このケースでは、「そこそこ規模の大きい会社が初めて映像を作った」という点で失敗してしまっており、例えば最初は簡易的な映像を作ってまずは社内の体制を整えてもらう…ということから初めてもらえれば、こうはならなかったのかもしれません。
ケース②:格好よさばかり求めてしまった
続いての採用映像・動画の失敗ケースは、映像自体の格好よさばかり求めてしまい、最終的に「会社紹介」の映像になってしまったことです。
これは失敗と言うよりも目的が変わってしまっただけなのですが、当初は「新卒向けに会社のことがわかる採用映像を作りたい」というスタート地点だったのですが、制作を進めていくうちに、「格好良く自分の会社を紹介したい」に変わってしまいました。
採用映像・動画にも確かに格好よさは必要です。ただ大事なのは、「この会社のことを具体的に知りたい、説明会で知れない仕事風景を知りたい」と思っている新卒に向けて、格好いい映像ばかり流していても、あんまり意味が無いと言うか、それなら最初から「格好いい会社紹介映像」として進めておくべきでした。
ケース③:採用映像に映っていた社員が辞めた
最後のケースですが、これって結構頻発しているんですよね…。
採用映像・動画は、社員へのインタビューパートや仕事風景を撮影することが多いので、当然のことながら現役の社員さんは映り込んでしまいます。
実際はこれ、採用映像・動画自体の権利は会社側にあるので権利的には問題ないのですが、「辞めた人が映っているのが嫌」や「新卒が入社後に映像に出演していた辞めた人を探してしまうと嫌」などの理由が大半です。
採用映像・動画自体を編集し直して辞めた社員の方が出ているシーンをカットできれば問題ないのですが、例えば尺の1/3くらい出演していてがっつりインタビューしてる…なんてことになると撮り直すしかありません。
まとめ
今回は、新卒採用映像・動画で失敗したケースを3つ紹介しました。僕が制作するなかで実際に起きたこともあるのである程度抽象化していますが、採用映像・動画を作る際は気をつけたいですね!(僕も今後気をつけます)