一重に「映像制作会社」と言っても、みんながみんな同じ様なことをしているわけではありません。
特化している映像制作のジャンルや種類があったり、請け負っている工程が限られていたり。
この記事では、間違った映像制作会社に相談してしまわないように、映像制作会社の種類を見分けるための分類をご紹介します!
はじめに
今回映像制作会社の種類を分類するにあたり、どういった方向で映像を制作しているのかに焦点を合わせてジャンル分けしてみました。
制作している映像の内容より、どこ向けに映像を作っているかをメインとしています。
僕個人が業界内で見てきた感覚が主になってしまうのですが、いろんな映像制作業者とお話ししてきた経験を踏まえているので大体合っているかなと思います。
是非ご参考にしてみてください。
企業系映像制作会社
まずは一番オーソドックスな映像制作会社。ざっくりとした分け方にはなりますが、主には「企業から依頼を受けて映像を制作している会社」で、BtoBでお仕事をしています。
「企業系の映像制作」と一言で言っても、インタビュー映像やインフォグラフィックを用いた会社紹介映像などなど、映像としての中身は多岐に渡ります。
企業系映像制作会社は、映像制作業界の種類の中で最も多い印象です。
ブライダル系映像制作会社
ブライダル系の映像制作会社は企業系映像制作会社に次いで多く存在します。
ブライダル系映像制作会社は、各結婚式場に専属で入っていて基本的にその式場の仕事をメインで受けているのであまり表立って出てくることはありません。
よく見るのは結婚式当日撮影した映像を式の最後に流したり、後日編集してまとめてくれたりと、人生で一度しかない記念すべき日をとても綺麗に映像作品にしてくれます。
「綺麗な映像」やライブ的に「瞬発的な撮影」がとても得意な映像制作会社さんが多いです。
ライブ配信系映像制作会社
続いては映像を撮影して編集、納品…とは少し違うライブ配信系映像制作会社です。
コロナ以降ライブ配信の需要が高まってYouTubeなどでも度々高品質なライブ配信映像を目にする様になりました。
イベントや講演会などをライブ配信するのに特化している映像制作会社となりますが、自社のライブ配信スタジオを所有している制作会社さんなんかも結構います。
YouTube系映像制作会社
所謂YouTuberですね。
ただ個人のYouTuberではなく、YouTubeに載せるための映像を専門に制作している映像制作会社も存在します。
YouTubeの編集って結構特殊で、視聴者を見飽きさせないための創意工夫が必要なので、後述するテレビ番組映像制作会社などがYouTuberの映像を作っている、なんてこともあります。
広告系映像制作会社
がっつりクリエイティブ系の広告系映像制作会社です。
マス広告(CMなど)の映像制作制作を行なっている会社で、広告代理店と主に仕事をしています。
基本的には企業系映像制作会社と似ているのですが、CMという特徴柄、レンタル1日数十万円するようなシネマカメラを使ったり、特殊な機材や普通じゃ使えないロケ地を使ったりと、一般的な映像制作と比べて予算レベルが違うため、映像制作の種類も違うジャンルとなります。
テレビ番組映像制作会社
昔からある、テレビ番組を制作している映像制作会社になります。
テレビ番組になるので、今まで紹介した映像制作会社とは少しテイストが違います。中には、テレビ番組の映像制作もやりながら、企業系の映像制作も請け負って独自に売り上げを立てている会社さんなんかも存在します。
記録系映像制作会社
記録系と聞くとちょっとわかりにくいかもしれませんが、子供の運動会や発表会などによくいるカメラマンさんのことです。
記録系映像制作会社は学校行事などをメインに請け負って撮影編集している会社ですので、ライブ配信系の映像制作会社と少し似ていますね。
子供の顔をバランスよく全員ちゃんと写したりと、結構ニッチで難しいスキルが必要になったりします。
写真家件映像制作者
映像制作者として活動しているとあるあるなのですが「そのカメラで写真もついでに撮ってください」と言われることがあります。映像を生業にしているので、実は静止画の写真は苦手だったりするのです…。
その逆パターンとして、写真家として個人でやっていた方が、同じカメラを使って映像制作を始めるパターンです。
写真のノウハウがあるので、映像の構図などはすごく綺麗に撮影されている方が多いです。
まとめ
ざっくりと映像制作の方向に沿って、映像制作会社の種類を分類してみました!
大体は各映像制作会社のHPなどの実績などを見れば、その映像制作会社がどういったジャンルに特化しているかはわかると思います。
映像制作会社を探す際のご参考になれば幸いです!