今回は大阪で映像制作会社の求人を探している人に向けて、いくつかの現場を経験した映像制作者側の視点で就活のアドバイスなどをしたいと思います。
僕も映像業界の求人を探している時「この業界は大丈夫か」など非常に不安なことがあったので、その解決になればと思います。
まずは自己紹介を
まずは僕自身の簡単な自己紹介をします。就活中はとある大手のポストプロダクション(簡単に言えば編集とかやってるところです)の最終面接までいき、意気揚々としていたのですが見事に落ちてしまいました。
新卒で営業職として一般企業に就職したのですが、学生の頃より持ち続けた映像への情熱を捨てきれず、ある撮影現場へ転職しました。
その際は通常の転職サイトに運良く求人が出ていたので、即決です。しかしまあなんときつい職場で、新人の僕は朝から朝(?)まで働かされ、長くは持ちませんでした。
飛び交う怒号に手を出される寸前の職場。いやまあ僕が悪いんですけどね。トラウマになっています。
そんなこんなでその後は普通に一般企業に転職し、貯金した後に独立した流れです。
普通に求人サイトを使用
前述の通り、映像業界の求人と言っても専門サイトではなく、普通に使っているリクルートなどの転職サイトに求人情報は載っていました。
勤めたい会社が明確な場合は問い合わせてみるのも手ですね。とりあえず、映像業界自体の求人情報はそんなに苦労せずに見つかりました。
どういう職種に就きたいのか
映像業界と言っても、中身の職種は無茶苦茶多岐に渡ります。カメラマン、照明、音声などの技術、編集やカラーグレーディングを行うポストプロダクション、映像の企画を決めたりクライアントとの調整を行うプロデューサー、現場のトップであるディレクター、などなど。
書いても書ききれない職種があります。
さらに細かくいうと、映像を作っている業界でも分けることが出来ます。
例えば結婚式場、テレビ業界、CM制作、企業などのVP制作。
まずはこの中で、どういう職種に就きたいのかを明確にする必要があります。
未経験はADや助監督が多い
学生時代に映像に触れたことがない、自分で作ったことがない、専門学校にいっていないなど、未経験でも映像業界を志す人は少なくないと思います。
僕もそうで、全く関係のない学部を卒業しています。
そういった映像に関する知識が無い場合でも映像業界は受け入れてくれます。
ただ、専門性が無い=誰にでもできる仕事、が多いので、テレビ業界だとADや、映画やドラマの業界だと助監督が多くなります。
大阪の傾向
僕も大阪で映像業者として自分で営んでいるので、横のつながりというかいろんな映像業界の人に会う機会が多いです。
全国同じくある職種としては、結婚式場のカメラマンや企業のVPなどを制作する一般的な映像制作会社です。
ただ、大阪は僕の肌感的に、ある特徴があります。
テレビ局が多い大阪
都市部である大阪(東京も)にはテレビ局が多くあります。関テレや読売テレビ、毎日放送など。
僕自身もそういったテレビ局と仕事をしている、または子会社の制作会社から発注を受けることがあります。
ですので大阪の傾向としては、テレビ局が多いため、その関連の制作会社が多いという特徴があります。
ただ、テレビ局の関連会社といってもテレビ番組の制作ばかりやっているのではなく、普通に学校や企業のプロモーションビデオも制作しています。
僕の知人にも若いディレクターの方がテレビ局の関連制作会社で働いています。
就活時のアドバイス
では映像業界に就職したい、という方へアドバイスです。
映像業界の就活と言っても特別なことはなく、むしろ一般的な企業よりコミュニケーション能力が必要になります。
撮影現場に携わる人は大勢いるので、そういった多くの方とちゃんとやりとりができるかが重要になります。
まあコミュニーション能力といっても、わいわい騒げる様な人ではなく、人の話をちゃんと聞いて理解し、意見できる人ですね。
とにかく作ってみる
映像制作の経験が会った方がいいのかな?と不安になる方もいるかもしれません。
確かに、無いに越したことはないのですが、よっぽどの専門職出ない限り映像制作経験の有無は問われないと思います。
ただ、映像制作の一連の流れを理解しておくことは重要なので、学生の方などは一度スマホでもいいので何か企画を立てて自分で撮影、編集してとにかく作ってみるのがいいと思います。
まとめ
大阪で映像制作会社の求人を探している映像制作未経験の方に向けて、僕の経験を交えながら説明してみました。
映像業界って若い人はしんどさから結構ばたばた辞めていくので(僕が現場にいたときも何人か失踪してました)キツイイメージがあるかもしれません。
若干風潮も変わってきてて、僕が前携わったCMの現場はそこまで厳しい雰囲気なく、ADの人ものびのび働いていました。
いずれにせよ、やってみないとわからないので、まずは飛び込んでみることをお勧めします笑