外撮影のお供に、バリアブルNDフィルターのすゝめ

どうも、MonkeyStudioの伊藤です。最近は本当に酷暑ですね。太陽もギラギラ。

撮影にとって「太陽光」というのは力強い味方にもなりますが、時には厄介な敵にもなったりします。

撮影をされている方は「NDフィルター」の存在をご存知だと思いますが、今回はより便利な「バリアブルNDフィルター」をご紹介します。

バリアブルNDフィルターってなんぞよ?

可変式NDフィルター

通常、NDフィルターと言えば「ND2」や「ND16」など、用途によって抑える光量が決まっており、複数枚所持するのが一般的です。

ちなみにNDフィルターとしての役割は、一言で言えば「絞りを上げずに露出を下げる」ものです。例えばF2.5など背景ぼかして撮影したいとき、屋外だとまあ100%白飛びしちゃうので、ボケ味を出しながら白飛びを防ぐ時に使ったります。

バリアブルNDフィルターは、上記のような一般的なNDフィルターとはことなり、一枚で複数のNDフィルターの役割を備えており、例えば「ND2〜16」を可変式で使用することができます。

価格

バリアブルNDフィルターの価格は、安いもので1万円前後で買えますが、Kenkoから出ているバリアブルNDフィルターや海外のちゃんとしたメーカーのものだと3万円前後します。

この値段の違いは、NDフィルターを可変した際の「色調の変化」が小さいかどうかで決まります。安いバリアブルNDフィルターだと、NDを可変して変えていると撮影している素材の色味が変わっちゃったりします。

まあ値段が高いものは良いものですので、間違いはありません。あと、実際にちゃんとしたNDフィルターを数種類揃えるよりも、バリアブルNDフィルターを一枚買った方がお得な場合もあります。

良いところ

映像制作の現場などを知っている方は、撮影中にレンズやNDフィルターを変える煩わしさをなんとなく感じていると思います。CMなどのでかい現場だとカメアシさんがいるのでスムーズに交換できますが、僕みたいな一人で現場を切り盛りしていると、ちょっとのタイムロスが命取りになります。

こういった「現場でNDフィルターを交換」する手間を省いてくれるのが、バリアブルNDフィルターの良いところです。

おすすめのバリアブルNDフィルター

最後におすすめのバリアブルNDフィルターをご紹介します。

僕が長年愛用しているのが、海外の「TIFFEN」というメーカーのバリアブルNDフィルターです。アメリカで75年以上写真、映画の関連製品を販売していて、歴史のあるメーカーさんです。

色々調べた結果、TIFFENのバリアブルNDフィルターが色の変化がかなり少ないという答えに行きついて、もうずっとTIFFENです。