現役映像制作者が2年間「Artlist」を使ってみた感想

どうも、MonkeyStudioの伊藤です。

今日はですね、映像制作をやっている方なら知っているであろう、ロイヤリティフリーのBGM音源サイト「Artlist」についてお話ししたいと思います。

使い勝手や実際の音源の事など含めて、「Artlist」を検討している方の参考になれば幸いです。

Artlistについて

まずはArtlistについて簡単に。

海外の音源サイト

Artlistは今や音源サイトの5本指に入るほど有名な、映像制作者にとって欠かせない音源サイトです。海外サイトなので当然ボーカル付きの音源は全て英語です。

サイト自体は日本語対応しているので、割と安心して使えます。

お値段は?

価格は年額で$199。日本円換算で¥27,000ほど(2022年7月現在/Unlimitedプラン)。

割とお高く思われがちですが、ロイヤリティフリーですし、日本の音源素材サイトの「Audiostock」も同じくらいの金額です。

ただ厳密には「Personal」プランと「Unlimited」プランがあり、商用で利用する場合は「Unlimited」を選んだらほぼほぼ著作権を気にせず使えます。

Artlistの良いところ

ではでは、使用感含めて良いところを紹介します。

音楽がちゃんと作られている

格好いいとかお洒落とかいう言葉はあまり使いたくないのですが、音楽が結構格好いいです。結構というより、かなり。

以前僕は「Jamendo」という海外サイトでBGM音源を使っていたのですが、やはりダサい音楽の割合が多かったです。

その分Artlistは体感7割くらいが格好いい。ボーカル付きなんかも超ちゃんとしてます。

検索が超使いやすい

また引き合いに出して申し訳ないですが、他の海外の音源サイト「Jamendo」のときは「曲を探す」という行為がとーーーっても面倒くさく、時間がかかっていました。

ただこの辺は最近他のサイトもとても使いやすくて、Audiostockもそうなんですが、ちゃんと映像制作者に寄り添ってくれている気がします。

例えば、サンプルで音源を流す際も、次の曲の再生がスムーズだったり。検索機能として音源の「尺」「BPM」「ボーカルの有無」「使用楽器」などが事細かに選べます

Artlistの微妙なところ

では逆に、Artlistの微妙なところについてです。

音源が高確率で被る

検索機能が優れているとはいえ、人気曲はサイト内で優先的に上位に表示されています。Artlistを使っている人口自体も増えているのか、他の方が作っている動画とめっちゃ音源が被ります。

YouTubeを適当にザッピングしてても、「あ、これ聞いたことある曲だ…いや前使ったやつだこれ…」みたいなのが多々あります

BGMを重視する方はちょっと気になるかもしれませんね。

検索機能の日本語がわかりづらい

Artlistの検索機能自体はとても良いのですが、サイトを日本語にしていると、ちょっとわかりづらいことがあります。

例えば、曲の「ムード」で検索をかけるとき、日本語だと「壮快」「希望のある」「怒りのある曲」などでソートできます。

なんとなく言わんとしている事はわかるのですが、例えばクライアントから「アップテンポで楽しそうな曲」などオーダーが入ると、「楽しそうと言えばドラムとか使ってて…」と一度自分の頭の中で変換する必要があります

慣れれば問題ないですが、やっぱり音源探しというのはどうしても時間がかかってしまいますね。

結論

簡単ですが、Artlistを2年間使ってみた感想でした。これから個人でYouTubeを始める方はもちろん、映像制作をやってるよーという方にも強くお勧めできる音源サイトなので、是非使ってみてください。